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『スペイン市民戦争とアジア』レビュー

こんばんは、シタン先生です。


安倍首相の所信表明演説がおこなわれましたね。

私は残念ながら、その演説を聴くことが出来なかったのですが、ちらっと新聞やブログを読んでみた限り、どうやら「カタカナ」が多かったようですね。アイデンティティ、…イノベーション、など。

この演説に関して、肯定的な評価もある一方で、否定的な見方もあります。

個人的には…、安倍さん、シタン先生はお馬鹿さんなので分かりやすく教えて下さい…と(苦笑)ですが、所信表明演説ってのは国民に向けてでもあるんですよね?もしも、そうであるなら、分かりやすい配慮があって然りだと思います。

ちなみに、政策の基本的な軸としては「美しい国(日本)」であり、教育改革と改憲、行政改革と再チャレンジ促進らしいです。

その内実までは、把握してないです…。


うっ…、こんなことならしっかりと聞いておくんだった('A`;)

「You Tube」などネット上でこの動画はあるんでしょうかねぇ、皆様からの情報求む(><)

近いうちに記事にまとめた上で、自分の視点からコメントをしてみたいので。


今回は、石川捷治氏・中村尚樹氏『スペイン市民戦争とアジア』をレビューします。

この「スペイン市民戦争」というのは、第二次世界大戦期の「スペイン戦争」の事です。「フランコ将軍」など一度はお聞きになった方もいらっしゃるでしょう。
※ここで、あえて「スペイン戦争」を「スペイン市民戦争」と言い換えているところが、本書の核心

では、いってみましょう。

石川捷治・中村尚樹『スペイン市民戦争とアジア~遙かなる自由と理想のために~』九州大学出版会(九大アジア叢書 6)2006年

<主要目次>
プロローグ「今なぜスペイン市民戦争か」
第1章「スペイン市民戦争と現代」
第2章「今日のスペインに見る市民戦争」
第3章「スペイン市民戦争とアジア」
第4章「スペイン市民戦争と日本」
エピローグ「内戦を越えて」


<本書の目的>
(帯書きより)
 「70年前『内戦』(「スペイン内戦」の意 ※管理人注)に市民は立ち上がった。その戦いの今日的意義を検証し、アジアとの関係を解き明かす」


<本書の要約>
※本書は「プロローグ、第1章、第3章、エピローグ」を政治史学者の石川捷治氏、「第2章、第3章、おわりに」をジャーナリストの中村尚樹氏が担当している。よって、<本書の要約>についても、上記の区分け毎にレビューを行う。


≪プロローグ、第1章、第3章、エピローグ≫

スペイン市民戦争(内戦)関連年表
1936年 フランコ将軍が旧支配層(教会・資本家など)の支援のもとで軍事クーデター
1039年4月 内戦の終結を宣言(反乱軍側が共和国側に勝利)
1975年 フランコの独裁体制終了

【スペイン内戦(スペイン市民戦争)の意義】

第二次世界大戦の前哨戦の他に…、

・市民をはじめとする国際義勇兵…NGOボランティアのはしり
※しかも、これまでの「市民」概念を越えた、被差別者をも包含するもの~ヒューマニズム思想の成熟、また人種など一部の差別は完全に消えなかったと言うことも「現代性」と指摘できる。

・イデオロギーの戦争=個人の思想と意思が生かされる戦争
→世界各国から、自由民主主義の支持者がスペインに集まり、銃を手にした。それ以外にも資金面・武装面からも外部の支援が大きかった。

・中国の抗日戦線に多大な影響
→中国の人々は、共和国側に自らを、反乱軍側に「日本ファシズム」を重ね合わせ、共和国側を熱烈に支持した。

・近代兵器の実験場としての現代スペイン内戦
→とりわけドイツなどのファシズム勢力は、反乱軍側を支援したが、それには当時新たに開発された兵器の実験と言う意味合いがあった。


【スペイン戦争が長期化した原因】
・ファシスト勢力の国際的支援~兵器の実験場

・スペイン内戦当時、ドイツなどに戦火が拡大することを恐れた英仏米等自由民主主義諸国は支援せず
→共和国崩壊の責任の一端を追っている

・反ファシズム勢力の結集と抵抗する力の強さ
ファシズム対民主主義+共産主義

当初は政党色など関係ない、人間の尊厳を守るための戦い

・反ファシズム勢力内の混乱
「戦争」優先派と「革命」の手段側との対立
→政治権力観と民主主義観の違いが複雑に絡み合う<スターリンは「体制の論理」を優先>
※これについては、当ブログの『社会主義の世紀』レビュー(その1)と(その2)を参照して頂けると、時代的背景を理解して頂けると思います。


【中国をはじめとするアジア諸国とスペイン市民戦争】
・スペイン共和国側がファシズム勢力に対抗する姿を自らに重ね合わせ、注目する。スペインに訪れもする。実際に戦ったものもいる。

・朝鮮=スペイン戦争そのもの
しかしながら、朝鮮における状況は、中国との絡みの中で捉えられなければならない


【スペイン市民内戦の結果】
(国際的~スペイン内戦)
=スペインにおける民主主義とコミュニズムの敗北

(国内的~スペイン市民戦争)
=国内的には、権威主義と・反民主主義対民主主義の戦い
=アナーキズム、更にはリベラル左派の「自由」をめぐる抗争


≪第2章、第4章、おわりに≫
第2章「今日のスペインに見る市民戦争」では、筆者がスペイン滞在時に体験した出来事(インタビュー)を綴りながら、現代の目線でスペイン戦争を見つめ直す。

第4章「スペイン市民戦争と日本」では、国際義勇軍に参加した日本人、「白井」などを例にスペイン市民戦争の一端を描き出し、そして駐日スペイン公使アルバレスをつうじて、民主主義に関する信念の問題を明らかにする。


<シタン先生の問題意識>
 平易な文章で書かれており、読みやすい。また、述べたいテーマも絞られており、紙幅は多くないものの最低限の論証はなされているように思われる。
 ただし、本論中に「筆者の問題意識が表出している現代的な問題」が関連づけられて述べられている部分が散見されるが、個人的にはいささか強引なイメージを持った。無論これは、「スペイン戦争に対してより関心を持つべきだ」と主張する筆者なりの配慮なのだろうが。


今回のレビューはこれで終了です。

それまでの、スペイン内戦に関する本よりは幾分読みやすいのですが、それでもやはりマニアックなイメージがありました(とりわけ、第2章と第4章については)。オススメは…政治関連を学ぶ人には出来ますが、それ以外の人は少し難しいかもしれませんね(^^;

最後に。本屋に教科書を買いに行きました。
教科書自体はそれほど高くはないのですが、色々な本を買っていたらいつの間にか5000円…。

貧乏なのに…。

懲りないやつです(´ー`)y─┛~~

いずれレビューするのでお楽しみに(*´ー`)


今回も読んで下さりありがとうございました☆それでは♪


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テーマ : 歴史
ジャンル : 政治・経済

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