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『歴代首相の経済政策 全データ』レビュー

こんばんは、シタン先生です。


だいぶ、涼しくなってきました。

暑いのが何よりも苦手なシタン先生としてはうれしい限りです(´▽`*)

ですが、体調の管理にはくれぐれも気をつけて下さいね。


今回は、草野厚氏の『歴代首相の経済政策 全データ』のレビューをします。

この本を買ったのは、帯書きの一言がきっかけでした。

「麻垣康三 次の首相にふさわしいのは誰か! 小泉純一郎まで、戦後27人の宰相たちの政策を問えば、おのずと答えは明らかになる!」

( ゚д゚)ポカーン

(つд⊂)ゴシゴシ

( ゚д゚)…

( ゚д゚ )マァ、カッテミマスカw


経済政策という観点から、戦後日本をとらえ直すことも悪くないと思い、とりあえず買ってみることにしました。

では、いってみましょう。

草野厚『歴代首相の経済政策 全データ』角川oneテーマ21 2005年



<本書の目的>
 選挙の最大の争点・国民の最大の関心事は経済であるという立場から、「歴代の内閣が計画し実施してきた経済政策を確認し、その成果は如何なるものであったかを検証」する。ただし、短命政権もあり政策の成果を見ることは難しいとしながらも、「歴代内閣が、どのような経済的課題に直面し、その解決、改善のために、どのようなことを試みようとしたかを整理」する。
 また、経済政策・経済的課題を分析するにあたって、理解をより容易にするために、総裁選・衆院選・参院選などの「政治(注1)」やその他の政策(外交・経済政策以外の内政)を絡めて論じる。
 付録として、戦後時間が経過するにつれて、国家予算の規模が拡大していく様子・内訳などが、図表などで示される。
注1:この場合の「政治」は、おそらく権力闘争的な意味合いが強い。



<本書の紹介>
 「はじめに」では、本書の目的が語られると共に、出発点としての戦前の日本経済がどれほど危機的な状況にあったかを、自らの体験を元に紹介する。

 第1章「戦後の処理内閣」では、東久邇稔彦内閣から芦田均内閣までを論じる。主な経済政策的課題としては、戦後のインフレーションを抑えつつ、経済復興を如何に果たすかという課題に対し、歴代内閣が如何に取り組んだかが論じられている。

 第2章「国際社会への復帰内閣」では、吉田茂内閣から岸信介内閣までを論じる。主に吉田内閣を中心に記述されており、国際情勢の変改に伴う経済「政策(注2)」の変化、そして吉田の政敵である鳩山・岸が行った計画経済について説明されている。
注2:自主的な政策と言うよりは、外部からの影響が大きい中で、どれだけ「政策」と言えるのかという点で、私(シタン先生)は懐疑的見方に立っているので、あえて「」を入れました。

 第3章「高度経済成長時代の内閣」では、池田勇人内閣から大平正芳内閣までを論じる。公共投資など高度経済成長政策に関する記述を中心に書かれている。また、高度経済成長にブレーキをかけたものとしてのニクソンショック・石油危機、さらには国民的議論を巻き起こし、時の政権に大打撃を与えた消費税構想の端緒が書かれている。その他にも、この時期より顕著になる派閥政治と派閥間の権力闘争にも言及されている。

 第4章「経済大国・行財政改革時代の内閣」では、鈴木善幸内閣から宮沢喜一内閣までを論じる。経済大国化すると同時に表面化してきた問題(赤字国債など)解決のために歴代内閣がどのような手段を講じたかが明らかにされる。また、バブル経済に関して、バブル経済中のインフレ局面における政策、そしてバブル崩壊後の対処などについても論じられる。

 第5章「乱連立時代の内閣」では、細川護煕内閣から小泉純一郎内閣(執筆時)までを論じる。55年体制の終焉とそれにともなう自民党下野・連立期の経済政策について論じられる。本章では、バブル崩壊後の不況対策と行財政改革を中心となる。

 「おわりに」では、改革の実効性を図る際の障害として、与党内で頻繁に行われる権力闘争と内閣交代、さらにはその背後に潜む議院内閣制の問題点を指摘する。また、改革という点では、それを実効性たらしめるために、官僚ではなく政治によるイニシアチブが必要であると主張する。最後に筆者は、現在の日本の経済的悩みは贅沢なものだとして、日本の経済的再生を担った当時の官僚の統治能力の高さを指摘し、同時に現在の政治家の質の低下を嘆く。最後に、今後より一層の改革を進展させるために活発な政権交代と政治によるイニシアチブ、既得権益にこだわりがちな一般の人々の意識改革を求める。



<シタン先生の感想>
 本論自体は歴代内閣すべてに言及しており、「政治」と経済政策の関係についても一応は整合的に述べられているように思われる(もちろん、つながりが怪しい箇所も散見される)。その点では、本書は戦後の政策を通底して述べるものとして評価できるものの、そのように考えるとなおさら「おわりに」の論証は、にわかには理解しがたいものがあった。

・最終的に、日本の状況は戦前に比べると格段に良くなったという記述がある。私は、その事実自体を否定はしないものの、この考え方は歴代内閣それぞれの経済政策に関して、深く追求するという姿勢を放棄するように受け取られかねないのではないか。

・結果的には、行財政改革を無前提に善いものとして捉えている節がある。

・また、赤字国債を削減などをはじめとする行財政改革が遅々としてうまくいかない背景には、頻繁な政権交代(詳しくは上記参照のこと)があるとする。しかし、その一方で改革を進展させるための政権交代を主張しており、その関連性がいまいち掴みにくい。



今回のレビューは以上です。

浅く広く、深い勉強のための入り口という点で、本書はお勧めできます。やはり、戦後内閣を一挙に確認・比較できるという要素は本書の大きな特長ですね。

あ、最後に一つ大切なことを言い忘れていました。

皆さん、思い出して下さい。

私が本書を買ったきっかけ、「麻垣康三 次の首相にふさわしいのは誰か! 小泉純一郎まで、戦後27人の宰相たちの政策を問えば、おのずと答えは明らかになる!」です。

(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)


いや、そんなに明らかになってないですよ?


工工工エエエェェェ(´Д`)ェェェエエエ工工工


一応、安倍氏か谷垣氏だとは思われるんですが、アレは少々書きすぎです(苦笑)

角○書店の編集にしてやられましたか!!( ゚д゚)、ペッ


個人的には、どこかムカムカしたものを感じながらのお別れです(ぇ


今回も読んで下さりありがとうございました☆それでは♪


応援クリックよろしくお願いします!!



歴代首相の経済政策全データ
草野 厚
角川書店 (2005/01)
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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これは僕も本屋で平積みになっていたとき帯を見て手に取ったことがありますwww
そのままスルーしましたがwwww

個人的には、国民の関心が経済にあることには同意しますが、それはあくまで自分の懐具合との関係という気がしますね。
国民の生活実感に照らして経済政策を論じている本がないかなぁと探しているんですが、中々見当たりません(ノД`)

秋さん、お疲れ様です♪

>これは僕も本屋で平積みになっていたとき帯を見て手に取ったことがありますwww
>そのままスルーしましたがwwww

有意義な本だとは思いますが、あの帯書きはちょっとねぇ(苦笑)

>個人的には、国民の関心が経済にあることには同意しますが、それはあくまで自分の懐具合との関係という気がしますね。

私もそのように思います。経済と一言で言っても、より関心があるのは「税金」や「社会保障」といったわれわれの生活に直接的にかかわる問題です。さすがに、貿易黒字を云々といっても、普通の人にはかかわりが薄いのではないかなぁと。

>国民の生活実感に照らして経済政策を論じている本がないかなぁと探しているんですが、中々見当たりません(ノД`)

本書も、国民の生活実感に即してかかれているかといわれると疑問が残ります。ぜひ、読んでみたいテーマですね。国民の実感を伴った景気上昇とそうでない景気上昇時の政策の違いなど(^^)

ではでは、コメントありがとうございましたノシ
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