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政治学重要概念(その1)

こんばんは。シタン先生です。

政治学の勉強をしていたところ、自分がまだまだ知らない重要な語句がありましたので、今回はその説明をしてみようと思います。※実は、僕のテスト勉強(昨日のやつ)の一環だったんですけど(苦笑)テストも終了したのでやっと掲載できるようになりました(笑)

今回(今回を含めて全3回の予定)はとりわけ、日本政治に関係する概念が多いかも知れません。今後の日本政治を考える上で重要な切り口があるかも知れません。


実は、これを掲載しようと思ったのは『社会主義の世紀』と『終わらない20世紀』のレビューが一向に完成しないという裏事情があったりして…( ̄□ ̄;)


それはおいといて(マテ

では、いってみましょう。

【現代政治の構造転換】

“官治から自治へ”
「鉄の三角形」(iron triangle):政官業の経済的な癒着構造。政治における公正な決定が阻害される恐れがある

自己決定論:ある政治的イシューに対して、決定による利害を有する者が決定を下すべきという考え方

住民投票:ある地域における政治的イシューに対して、その賛否や最も適切と思われる案を、当該地域に住む有権者自身の直接投票で決めるもの


“集権から分権へ”
機関委任事務:「地方公共団体」の首長(自治体の執行機関)を国の下部機関とみなし、それに国の事務を委任する制度。
<機関委任事務の問題点>
①機関委任事務に関しては、地方議会は条例制定権や100条調査権(地方自治法第100条に規定された地方議会の調査権)がなかったこと
②主務大臣の包括的な指揮監督権が及んだこと(その職務執行命令に従わなければ訴えられることになる)

地方分権一括法(1999年制定、2000年施行):計475条もの法律を一挙に改正することで機関委任事務を廃止。自治体の事務を6割の「自治事務」と4割の「法定受託事務」へと再編した。
<地方分権一括法の意義>
①自治事務や法定受託事務に関して、地方議会は条例制定権(法令に反しない限りで)や100条調査権を及ぼすことができるようになった
②自治事務や法定受託事務に関して、各大臣の「関与」が限定される
③国と自治体の紛争調停機関として「国地方係争処理委員会」が設置された

「補完性」(subsidiarity):市民レベルではこなせない公共的な事務事業を基礎自治体(市町村)に委任し、さらに広域的問題を広域自治体(都道府県)に、それでも扱いきれない問題を国ひいては国際機関に委任するという概念[=「下からの」分権⇔「上からの」分権]



“三位一体改革”
第一次分権改革(地方分権一括法など)で、権限上の中央集権を支えていた機関委任事務は廃止されたが、財源の以上が行われていなかったために、実質的には中央集権は残っていた。そのため、地方分権を実行力たらしめるべく、財源上の分権、
①補助金の廃止・縮減
②税源移譲
③地方交付税改革
が行われた。
<背景>
三割自治:自主財源が全体の3割しかなく、大部分を地方交付税(一般財源)や国庫支出金(特定財源)、地方債に頼る地方自治の現状

国庫支出金:国によって用途を指定された補助金。
①自治体は補助金を得るために、国定の要綱に従わざるを得ず(→無駄遣い)
②補助金を得るにもコストが発生する
③受益と負担が一致しないため、自治体のコスト意識が弱まる、
といった問題点がある

地方交付税交付金:①財政調整機能、②税源保障機能をもっている、使途を定められない補助金。国税5税(所得税・法人税・消費税・酒税・たばこ税)の一定割合である。なお、普通交付金の配分額は、基準財政需要額-基準財政収入額によって算定される。しかし、
①算定方法が不透明
②算定方法の操作によって、自治体の政策が間接的に誘導される恐れ
③特別交付税では、総務省/都道府県の裁量の余地が大きい
といった問題点がある

財政調整機能:地方団体間における財政力の格差を解消するため、地方交付税の適正な配分を通じて地方団体相互間の過不足を調整し、均てん化を図る



【国家から市民社会=政府へ】

家族国家観:戦前日本の政党的な政治思想。国家を家族の拡大版として捉える「家族国家観」。家族的な調和「おのずからおさまる」と考えるが、調和を乱す対立が発生した場合は「愛の鞭」が行使される

国家法人説:国家とは領土、国民、政府(主権)を三要素とし、「目的ヲ有シ意思ヲ有スル主体」つまり法人であると考える。統治権を補修する最高の地域的統治団体
※天皇は、法人としての国家の機関として統治権を行使する(天皇機関説)
→しかし、国民を国家の要素として捉える点では、家族国家観と変わらない

政府信託論:「国家」の代わりに「市民社会」(civil society)と「政府」(government)の概念を使用し、自治の主体である「市民」とその集合体である「市民社会」が、権力の一部を「政府」に「信託」(trust)する。政府の「正当性/正統性」(legitimacy)は、市民の信託に起因する
…市民は、政府に信託した権力の使い方に発言権を持っている



<シタン先生の問題意識>
 やはり、ここで問題になるのは、国家観ではないでしょうか?未だに、国家行政=「お上」と言う意識を抱く人々が少なくないように思います。ですが、日本国憲法自体は「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」(日本国憲法前文)とあるように、どちらかというと政府信託論に親和的なように思えます(この事実を私はついこの前知ったんですけどね 笑)。ということは、本来ならば「補完性」や「『下からの』分権」が筋なはずであり、それならば我々が政府に対して要求することには、何の問題もないはずですよね。ただ、やはり自ら発言しにくい雰囲気がどこかにあるような、「まつりごと」なのだから「お上」に任せておけばいいのではないかとか…。私自身どこかに二つの矛盾する考え方が潜んでいる気がします。

 そう考えた時に、先日レビューした「偉大さの条件」の一節が頭に浮かびました。高坂氏は吉田の考え方をこう紹介しています。
「彼が民主主義の礼賛者ではなかったが、しかも人気があったことは、われわれに永遠の問いを投げかけている。すなわち、国民は『我々の政治』を欲しながらも、『指導者らしい指導者』、リーダーシップを持った政治家を要求するのである。明らかに国民は贅沢で矛盾した要求を持っている
 私の考えとこの一節とは、直接的な関わりはないかもしれません。「ものはいいたい」が同時に「導かれたい」のかなと…。さて、頭が混乱してきたのでこれくらいにします(マテ 

 最近、メロンで有名な夕張市が財政破綻しました。そして、市議に対するインタビューを聞く限りでは、国に頼る姿勢が見て取れました。すみません、どこか関連しているような気がしたので書いてみたかっただけです(苦笑)

 

 テストですが、出来はまぁまぁでした。分からない点はそれほどなかったのですが、詳細な説明にはいると、けっこうな知識が抜け落ちていたり…。ですが、それまでの自分に比べて、少しだけ「進歩」したイメージがありました。政治学の用語や背景などを理解するスピードが早まったような気がするのです。このブログとレビューも、役立っているのかも知れませんね♪実際の点数は分かりませんが、個人的に手応えを感じましたこれからも、頑張ります!!


今回も読んで下さってありがとうございました☆それでは♪


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訪問ありがとうございますw

 ちゃんと履歴が残っていました。。。(^^

 今回の内容は、地方分権について語っているので、とても興味深かったですね。。。

 三位一体って、言葉だけが一人歩きしていて、内容がよく判らなかったんだよね。。。
 
 だから、今回はだいぶ勉強になりました↑↑

 用語を見たけど、同じような概念について、社会学では違う用語を使っていたりしますね。。。

 いたずらに用語が増えてしまうし、また、社会学用語は社会学関係者だけ、政治学用語は政治学をやっている人間だけにしか理解できないですよね?
 
 これは、もっと判りやすい用語に統一するべきだと思います。。。(現代風にアレンジする・・というべきか)

 ちなみに、シタン先生さんのブログを書く三つの心得は、とても重要だと思います。。。

 特に、三番目の判りやすくするというのは最重要課題ですね。。。

(丁寧なレス、ありがとうございました♪) 

>ちゃんと履歴が残っていました。。。(^^

 じっくり、拝見させて頂きました☆院試を考えている私としては、日々の日記風ブログをとりわけ楽しく読ませて頂きました♪これからも、遊びに行きます!!


>今回の内容は、地方分権について語っているので、とても興味深かったですね。。。
>三位一体って、言葉だけが一人歩きしていて、内容がよく判らなかったんだよね。。。
>だから、今回はだいぶ勉強になりました↑↑

 私自身よく分かりませんでした(汗)ですが、テレビなどではさも当然のように使うんですよね…内心焦ってました(笑)


>用語を見たけど、同じような概念について、社会学では違う用語を使っていたりしますね。。。
>これは、もっと判りやすい用語に統一するべきだと思います。。。(現代風にアレンジする・・というべきか)

 政治学の中でも概念定義の対立ってのはよくあります。社会学と政治学ならばなおさらなのでしょうね。概念の違いは、学問そのものや定義をする人の学問的背景などによって異なるでしょうからそれを統一するのは難しいかも…でも、読む側としては是非統一して欲しいものです(本音 笑)

 
>ちなみに、シタン先生さんのブログを書く三つの心得は、とても重要だと思います。。。
>特に、三番目の判りやすくするというのは最重要課題ですね。。。

 よくよく見てみると、何だか偉そうですね(苦笑)でも、それにむかって日々精進しています!!

あやふやだったところを一つひとつ調べていくと、力がつきますよ。政治学に王道なし!

ありがとうございます!!まだまだ、これからも精進です☆
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