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『現代政治学(新版)』レビュー(その5)

おはようございます。今日も徹夜気味のシタン先生です。


雨が凄いですね。全国各地で死者が出ているようです。皆さんが住んでいる地域は大丈夫ですか?しばらく強い雨が続きそうなので、天気予報には要注意ですね。

そして、こうなると心配になってくるのが日照時間。晴れている日もあるとは思うのですが、トータルで考えた時は曇や雨の日が多いかも知れません。野菜の値上がりがものすごく心配です・・・。


今日は予告通り『現代政治学(新版)』のレビューに戻ろうと思います。今回は第5章です。最近、大学の方でも政治学の講義を受けているのですが、それに刺激を受けてまたレビューしてみたくなりました。・・・それ以前に、大学院の受験のために必要なんですけどね(汗)


加茂・大西・石田・伊藤著『現代政治学(新版)』有斐閣アルマ 1998年

第5章「公共政策と行政」

<コメント>
 藤井厳喜氏の著書をレビューした上で、この章をレビューするというのが何だかなぁと(笑)行政・官僚は何なのか、という問題というのは分かっているようで案外に分かっていないものだなぁとひとり物思いにふけっていました。モデルや「政策○○○」という概念が多いので非常に理解にしにくかったです。

<語句の説明>
政策:「個人ないし集団が特定の価値を獲得・維持し、増大させるために意図する行動の案・方針・計画」
(例:通達、要綱、政治家や官僚のインフォーマルな発言)

政策の主体:中央政府、地方自治体、NGO、国際組織

公共政策:「公共性を持った政策」、社会で発生している対立や紛争を解決する手段

政策過程(政策決定過程):「政策の形成から決定を経て、その効果が評価される一連の過程」
【制作過程の一般的モデル】
政策問題の確認→政策課題の形成→政策(案)の形成→政策決定→政策執行過程→政策評価
しかし、この一般的モデルも官僚や政党の力の強さによって変化する

※松下圭一の理解
政策:「問題解決の技術」
→「『個人誰もが、日々、たえず、解決すべき問題に直面しているかぎり、この個人が日常生活における政策主体』ということになり、個人レベルでの政策を語る可能性も開かれることになる」
政策科学:市民が自治的な領域を拡大し、民主主義を深化させる上で不可避のもの

政府の肥大化=政策の肥大化



政策科学:「政策一般を科学的に取り扱う学際的な学問」「政策過程を客観的に分析すると同時に、政策を実際に形成する実践にもかかわる学問」
→社会が複雑化したため、一つの学問領域を扱うだけでは対応できなくなってきたので

政策決定論:ある政策が決定されるあり方のモデル
【アリソンの政策決定モデル】
合理的決定者モデル=政府を合理的決定者と考える
組織プロセス・モデル=標準的な行動パターンに従う大規模組織のアウトプットと決定を考える
官僚政治モデル=決定は組織内の官僚の駆け引きというゲームによるものと考える
【政策決定論の(政策決定の)合理性による分類】
<政策決定を最も合理的に描こうとするモデル>
合理性モデル(最適化モデル)
<合理性モデルに一定の修正を迫る(合理的な決定は様々な要因から歪められるとする)モデル>
インクリメンタリズム=「公共政策は過去の政策の延長であり、政策上の修正はインクリメンタル(増分的・漸増的)なものにとどまる」(リンドブロム)
ゴミ箱モデル=「公共政策の決定は、さまざまな問題と解決策がごちゃまぜになったゴミ箱の中からの選択のようなものだ」

政策型思考:個人が個人の責任の下で、問題解決をするために必要な思考。この思考の延長線上に公共政策がある



【官職の任命のあり方】
猟官制(スポイルズ・システム):すべての官職に任期を与える方法
<問題点>
①「官職の任命に政党のボスが介入し腐敗を招きやすい」
②「継続的な行政と専門的な判断にもとづく行政が阻害されること」

資格任用制(メリット・システム):人間の専門能力を公職任用の基準にする方法[ペンドルトン法]

【近代官僚制の特徴】
①規則に基づく明確な権限
②官庁間の上下関係(官僚階層制、審級制の原則)
③文書による職務執行
④訓練過程の整備
⑤フルタイムで支度を離れた職場で職務を執行
⑥関連学問の修得を要求

【ウェーバーの官僚制論】
官僚制を行政の分野に限定しておらず、近代の資本主義的な貨幣経済が人間の組織のあらゆる分野で官僚制化を推し進める

【近代官僚制】
恣意的な差別を排除するため、個人の自由裁量を文書などによって極力排除
→公務員制度

行政責任論:「行政官僚の個人的な責任論ではなく、官僚制が全体としていかに主権者の統制に服し、かつ、効率的に業務を遂行するかを制度的に考える議論」

【行政学の基本的な発想】
政治・行政二分論:ウィルソンとグッドナウが提唱。政党政治から切り離された行政固有の領域を見つけ出し、任務を明確化することで、行政の責任ある運営を目指す

政治・行政融合論:アップルビーが提唱。両者は結合的・循環的とする

行政管理論:人間関係を基礎として行政官僚組織の効率的な運営を分析

ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)理論:「官僚制組織を前提とした公務員制度の効率的運営をめざした、かつての行政管理論の射程を超える議論」
<戦略>
①競争原理の導入
②戦略部門の集権化と実行部門の分権化
③業績管理技術の拡大
※これらの戦略は、市場原理の導入、アウトソーシング化、独立行政法人化といった主張となってあらわれる。
→新自由主義と親和的




<シタン先生の問題意識>
今の官僚制の弊害って何なのでしょうか?これから求められる官僚制とは如何なる形なのでしょうか?その中でも、もっとも有名な論点は「キャリア官僚」ですよね。他にも丸山眞男が「無責任の体系」という概念を主張されましたが、これも官僚制の問題点の一つではないかと考えます。特にこれとは言えませんが、これまでのニュースを見ていると、現行の官僚制でも責任の所在が明らかでない印象を受けるのです。上記の論点や問題点というのは、「市民感覚から離れた官僚制」という問題に帰着するような気がしてなりません。上の語句説明にあるとおり、主権者の統制から離れていると言うことでしょうか?私個人の問題としてはまだまだ具体化がなされていませんが、日本の諸問題を考えるに当たっても、「官僚制の問題」という切り口は非常に有益なものかも知れませんね。




部屋が暑いのが苦手な人間なので、最近は部屋のエアコンが24時間フル稼働しています。正確に室温を計測したことはありませんが、おそらくエアコンを付けずにいた場合の室温は34度ぐらいでしょう(マンションの最上階で風通しが悪いので)。しかし、エアコンを付けたままだとくしゃみが止まらないんですよねぇ・・・。やっぱり、夏は嫌いだなぁ(´・ω・`)


今日も読んで下さってありがとうございました☆それでは♪


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