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『現代政治学(新版)』レビュー(その4)

おはようございます。シタン先生です。

現在、W杯の3位決定戦が行われています。
緊張感があって、本当に楽しいですね!

では、当たらない予想いってみましょう♪

ドイツ 1 ー 0 ポルトガル

確かに、ドイツはバラックなど4人がメンバー交代してますが、そこはホームの力でカバーしてくれると思います。

今回のレビューは『現代政治学(新版)』第4章です。論点が入るように頑張ります。

加茂・大西・石田・伊藤著『現代政治学(新版)』有斐閣アルマ 1998年

第4章「政治制度と政治過程」
<コメント>
 「行政過程論」とか「政治過程」といった、「過程」という言葉・・・なかなか漠然として分かりにくいですよね。「政治過程とは、個人・集団による政治行動の相互作用が生み出す政治の動態のことを言う」・・・やっぱりよく分かりません。ですが、政府という概念の持つ多様性などの説明は非常に分かりやすく、また興味深いものがありました。ところで、本書のこれまでの章で「新保守主義=新自由主義」なんて言及してました? (知らんがな)

<語句の説明>
政治過程:「個人・集団による政治行動の相互作用が生み出す政治の動態」
 それまでは、政治学においては公式の政治制度、つまり政府のことのみ分析していれば良かった(政治制度論)が、19世紀後半から20世紀初めにかけて政党や利益団体など新たなアクターが政治の世界に参入し始め、従来の政治制度論では対応できなくなってきた。そこで、非公式の組織や集団による政治行動の分析が必要となり、政治過程論が生まれた。しかし、1980年代に入り、制度論が改めて注目されている(新制度論)。

※「政府」の説明に関しては、過去のレビューを参照して下さい。

議会:公に選ばれた代表者による合議体。日本国憲法では国会は「国権の最高機関」

議会政治:議会が国家の中心となる政治方式。「議会は、国民全体の利益を代表する機能、政策を審議し決定する機能、政策を実施する行政を監督する機能を果たす」

小選挙区制:一つの選挙区から一人の議員を選出する方式。指導者選抜および政府形成の機能が重視。二党制単独政権が生まれやすい。
(メリット)
①わずかの得票差が過大に議席差に反映するので安定した政権が生まれやすい
②二党制をうながすので政権交代が行われやすい
(デメリット)
①死票が多くなる
②社会の多様な利害が反映されにくくなる

比例代表制:各政党の得票数に比例して議席を配分する方式。代表選出、政策形成の機能が重視。多党制連合政権が生まれやすい。
(メリット)
①選挙民の政党支持の分布がそのまま議席に反映される
②死票が最大限に抑えられる
(デメリット)
小党分立の傾向が出て政治が不安定化する

“政治過程の実態”
以前の考え方:政府=国民の側からの要求・支持を政策へと変換
最近の考え方:政府は自律的に政策を決定・実施することがある

国民代表:「政府において政策決定にあたるエリート=代表者の選出をめぐる政治過程」。特定の地域から選出されるが、国民全体の利益を代表するべきとされる。しかし、一面で議員が選挙民の意思を無視する根拠にもなることから、議員と有権者のことを疎遠にさせた。そこで主に政党が主導して、国民の利益というものを集約し、政権をとることでそれを実行しようとする(代表選出機能のみならずゆるやかな政策選択の機能も持つようになった)。

利益代表:「特殊利益の実現をめざして各種の利益集団が政府に働きかけを行う政治過程」。利益集団(圧力団体)は、政権を目指すのではなく、あくまで個別・特別利益の追求をはかろうとする点で違いがある。「最近では、環境問題や消費者の利益あるいは平和などといった、組織化されにくい一般的な利益・価値を実現しようとする団体、すなわち『公共利益集団』が注目を集めている。

多元的民主主義論:利益集団は、多様な利益を代表することから、国民代表・地域代表の不十分さを補っており、国民の政治参加の機会を拡大させるので、民主主義の活性化に繋がるとする考え方。

ネオ・コーポラティズム:ヨーロッパにおける利益代表・媒介のシステム-労働団体や経営者団体といった巨大利益集団が政府の公共政策の決定・執行過程に直接参加する仕組み。しかし、新自由主義の台頭もあり後退。

族議員:特定の政策分野の政策決定に大きな影響力を持つ議員。「特定の利益集団や主務官庁と結びついて『政官業』の癒着構造をつくりあげ、利益誘導政治や金権腐敗政治といった病理を生み出した、といわれる」

<シタン先生の問題意識>
 一般的によく言われる問いですが、現在の日本にとって最良の選挙制度とは何なのでしょうか?もちろん、それぞれの選挙制度に長所があり短所があります。私は選挙制度の問題は、すなわち日本の現状を如何に認識し、その上でどちらのメリットを優先するか(どちらのデメリットを回避するのか)、あるいは両制度を採用するのかという問題だと考えます。 そこで、私論を展開すると、これからの日本には「世論をより正確に汲み取る」事が必要であると考えます。例えば、新自由主義志向の下で、財政削減、民営化の方向に進んでいます。この試み自体を否定しようとは思いません。しかし、その結果老人や障害者、僻地に住む人々など少数者にとって不利な政策が展開されすぎています。それが国民の声を正確に汲み取った結果ならば、ある程度は仕方ないとも言えます。しかし、現在の日本は国民の声としては相対的多数に過ぎないにも関わらず、議会において絶対的多数を獲得できてしまいます。そして、選挙区における相対的多数者以外の意見は「死票」とされ、国政の場に反映されることはあまりありません。にもかかわらず、あたかも国民の総意としてその政策が扱われることは不公平感をもたらします。また、少数者の意見がいかされる機会も減ってしまいます。以上のような理由から、私は比例代表制がより適切ではないかと考えるのです。

※みなさんも、それぞれ問題意識があると思われますが、その上でこの問題を考えてみてはいかがでしょうか?是非、皆さんの考え方をコメント欄に書いて下さい。


今日も読んで下さってありがとうございました☆それでは♪


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