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防衛省事務次官人事問題(その2)

こんにちは、シタン先生です。


今回は、先日、記事にて扱いました「防衛省事務次官人事問題」で一応の決着がついたようなのでその問題と、日米関係を考える際のちょっとした視座について。


結果から言えば、守屋事務次官は退任、ただし防衛相が推す人物ではなく、防衛省内部から新たな事務次官(増田好平氏)が任命されることになりました。

多くのマスコミが伝えるとおり、大臣サイドと官房長官・事務次官サイドの「痛み分け」ということなのでしょうね。

トップダウン式の人事である一方で、防衛省生え抜きの官僚を任命したわけですから。


ここからはシタン先生の視点。

この問題の背景には、沖縄の「基地問題」があったようです。

どうやら、大臣は明言こそしていないものの、沖縄の基地問題に関して当該地域からの要望を容れ、新たな事務次官任命を志向したようです。

もしも、それが事実であるとするならば、沖縄の基地問題に関する認識が、政府内部で微妙に異なっているということが指摘できると思います。ひいては、日米安全保障条約・日米同盟に関する認識も決して一枚岩ではないのかもしれません。


話は変わりますが、アメリカ内部でも貿易を司る商務省と国防総省の間では「同盟国」である日本への認識が異なっているようです。

そうなると、現在の日米同盟に関する言説も必ずしも一通りではないのかもしれません。

日米同盟に関するアメリカ政府内部のスタンスの違いを描いた本としては、手嶋龍一氏の『たそがれゆく日米同盟』新潮文庫、などがあると思います。

たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)
手嶋 龍一
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アメリカの対日政策一つを考えてみても、民主党と共和党、どちらが政権を取るかでも変わりますが、それだけでなく対日政策についてどの役所がイニシアチブを握るか、さらにその役所内部で親日派(「ジャパン・ハンド」)と反日派のどちらがイニシアチブを握るか。さらに、その背後にある日米間のイシューの内容など、実に様々な要素について考えなければなりません。細かく分析していけばきりがないですね(汗

ちなみに、アメリカ国務省内部の親日派を描いた本としては春原剛氏の『ジャパン・ハンド』文春新書、などがあります。

ジャパン・ハンド (文春新書)
春原 剛
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ただ、現段階では、この先アメリカにおいて民主党が政権を取った場合は、基本的には日本に不利になると言えるでしょう。

もちろん、外交努力次第ではその状況に変化もあるのでしょうが。

それについては、豊下楢彦氏の『手段的自衛権とは何か』岩波新書(2007年)、の冒頭で描かれていたように思います。最近出たばかりなので僕も読み終えてはいませんが(この先、レビューする予定)。

いずれにせよ、安倍政権が「戦後レジューム(体制)からの脱却」を主張する中で、当然ながら日米安保体制も再考の時期に入るはずです。

さて、アメリカの対日姿勢と国際状況、さらには日本の国内状況、安倍氏の念願…様々な要素が絡み合って展開していく今後の日米関係に注目ですね。


ではではノシ


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四季折々の草花と俳句が織り成すポストカード。季節の草花の水彩画に添えられた毛筆による俳句。「水仙や寒き都のここかしこ」(与謝蕪村)、「夏草や兵どもが夢のあと」(松尾芭蕉)などの有名な句が味わい深く表現されています。A6判 新風舎文庫 ソフトカバー 48頁発行:

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