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ちょこっと日記(防衛省事務次官人事問題)

おはようございます。シタン先生です。


いやはや、暑いですね~。夏が大嫌いなシタン先生です。


最近、気になるニュース = 防衛省人事問題

あれ?何年か前に、人事をめぐって似たような問題がありましたよね…。

もちろん、同じ構図では切れない部分も多々あるのでしょうが…。

さて、国家公務員の人事は基本的に省庁の内部で行われるものです。今回問題になっている事務次官のように4年も在任するのは異例のことである一方で、それ以上に大臣が事務次官ポストを決めるというのも異例のことと言えるでしょう。


あえて政治学にこじつけて問題提起するならば、官僚の選び方として「猟官制」か「資格任用制」のどちらがふさわしいかという問題になります。…多分。

アメリカなどは、政権が交代するたびに官僚の主要ポストが変わります。一方、日本ではご存じの通り国家公務員試験があり、それに合格した人は「定年」まで務めます。

今回の防衛大臣の行為は「猟官制」に近いんじゃないでしょうか?これを用いた場合、自己のリーダーシップが貫徹することが容易になる一方で、単なる「お仲間人事」に堕ちる感も否めません。一方の資格任用制にも問題があるのは確かです。たとえば、長年特定の省庁に勤めることで、セクショナリズムに捕らわれてしまうという弊害もあり得ます。

…どちらにも問題があると言うことですね。

さて、話を戻すともう一つ疑問が。内閣改造を控えたこの時期になぜ人事を行おうとしたのかという疑問です。内定などが出ていれば話は別ですが、基本的には内閣改造後に留任になるかは分からないんですから。

まぁ、今の政権が置かれた状況を考慮すれば、現大臣の持つ「タレント性」は国民に対してアピールする大きな武器たり得ます。連立を組む某政党に対しても有効でしょうし。また、在任期間も短いことからしても、恐らく留任なのでしょうね。

と、訳の分からんことをつらつら書いてしまいました。官僚制の話については、基本的に僕は専門外なんで、あまりあてにしないでくださいね^^;

官僚制、そして内閣制度の議論については、最近発売された飯尾潤著『日本の統治構造~官僚内閣制から議院内閣制~』中公新書、2007年、に詳しく書かれています。昨今の政治改革の流れが分かるように構成されているので、そう言う意味でも是非ご一読ください。

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書 (1905))
飯尾 潤
中央公論新社 (2007/07)
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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そもそも、「大臣が事務次官ポストを決めるというのも異例のこと」というのが、今の日本の異常な状況を象徴しています。たかが一官僚の事務次官風情が大臣の人事に反発し、それを容認する政治家が存在し、総理大臣が適切な処理をとれない、という事実。これが国民不在の官僚国家としての日本の現実です。一官僚の処理もできない政治家を選ぶための民主主義に何の意味があるでしょう。民主主義国家を標榜するなら、官僚は全て大臣の意向で首きりできるシステムが必要です。




織田さん、興味深いコメントありがとうございます。

以下、織田さんの議論に対して、今回私が挙げました『日本の統治構造』の筆者である飯尾氏の議論などをもとに、レスをさせて頂きます。手前の不勉強ゆえ拙い議論になると思われますが、その点は何卒ご海容のほどよろしくお願いします。

まず形式的な面に限定して考察するならば、内閣は国会(とりわけ衆議院)の選出を経ることで、国民の信託を受けたと存在と言えます。内閣において総理大臣から指名された国務大臣もまた然り。一方の官僚は、ただ試験に合格したに過ぎず、形式的な面では国民からの信託があったとは考えにくい存在です。そして、この両者が一つの省庁に同居することになるのですが、官僚に関する人事は、慣習的に国務大臣の手の届かないところにある。そうなると、織田さんが使用される意味での「民主主義」観に従えば、この現状は不可解に写るものと拝察いたします。この点、資格任用制を廃止した上で官僚を政治的に任命すればより「民主主義」的であるとも言えます。

ただしその一方で、これまで何故に慣習としての「資格任用制」が導入されたのか、その背景についても同時に考察する価値があると考えます。それは、猟官制の貫徹、すなわち「民主政」の貫徹が行政に腐敗をもたらし、民主政によって行政における効率が損なわれているという現象に対する批判を受けてのものだったのです(飯尾『日本の統治構造』157頁、参照)。例えば(乱暴な議論ですみません)、ある者が官僚の職を得るために、政治家に選挙支援を通じて近づき、官職を得た後恣意的な政治をする、もしくは能力上の問題故に政治が停滞する可能性もありえないわけではありません。「民主政」の貫徹が「民主政」に悪影響を与える可能性もまた否定できないのです。それゆえに、官僚は高度な専門性を持つと同時に政治的に中立であるべきと考えられるようになり、資格任用制とともに慣例として官僚自らで人事を運用するようになっていったとも考えられるのではないでしょうか。無論、資格任用制かつ官僚自ら人事を運用するとしても、政策の基本方針はあくまでも国民の信託を受けた大臣が決めるべきであり、官僚はそれを自らの専門性を以て実行するべきであることは言うまでもありません。

個人的な見解でまことに恐縮ですが、これまでの議論を端的に言うならば、形式的議論からして織田さんの見解は非常に有力であるとおもいます。ただ同時に、実質的な「民主政」の貫徹という面からすると、やはり「猟官制」的な人事では後々問題が起こるのではないかという疑問をぬぐえずにいます。

また、このような議論をする一方で、日本独特の政治環境(例えば「55年体制」)、族議員、議院内閣制など、この問題に関連して考慮すべき要素がまだ数多くあります。政治家、国務大臣の官僚に対するリーダーシップをどの程度認めるか、それに対して官僚は如何にあるべきか、現在の日本の政治状況に照らし合わせて両者の「落としどころ」をどの点に求めるか。それは非常に奥が深い問題であり、私自身まだしっかりとした答えを出せずにいます。

錯綜した議論になってしまい大変申し訳ありませんでした。私の後半部分の議論についても多くの穴が存在しています、あくまでも一見解として見て頂けると非常にありがたいです。

最後になりましたが、コメント、本当にありがとうございました。あと、しっかりとした議論が出来ずに申し訳ありませんでした。これからも精進して参りますのでよろしくお願いします。

ではではノシ

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少し回り道をしながらも、何とか内定にこぎつけた修士二年生のブログ。ぼちぼち更新しますよ。

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