スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『日本の思想』レビュー

こんばんは、シタン先生です。


目下、読書レビューを作成しておりますが、如何せん遅筆なもので、なかなか進みません(涙)


ということで、今回も以前書いたレビューを転載します。以前読まれた方は申し訳ないです。


明日には必ず!!明日には必ず!!


・・・まぁ、もうすぐ、そのストックも底をつくんですけどね(汗)


今回のレビューは丸山眞男の『日本の思想』第1章です。


丸山眞男『日本の思想』岩波新書 1961年

第1章「日本の思想」

以前、一度読んだ本でしたし、なんと言っても「新書」なので簡単にやっつけられるだろうと高をくくっていたのですが・・・、
やはり、丸山に関しては別格でした・・・orz

①文章が難しすぎる:理解が阻害される(分からないところがかなりありました・・・)。
②扱っているテーマの問題:思想は苦手なので(涙)


ええ。言い訳ですが何か?(笑)


それでも、何とか要点らしきところのいくつかは理解できました。以下、自分の理解を(大体)要約形式で示します。


 日本思想史の包括的な研究の貧困さは、日本がおかれた特殊的な状況・環境に由来する。

 先ず、日本では思想的座標軸、つまり思想の中核となる考え方が存在しなかったという問題点がある。また、同時に日本古来の「伝統」思想と「外来」思想の関連性に於いて、二者択一的な考え方が採られていた。この二者択一的な考え方は、我々の無意識に入り込んだ伝統を意識させないため、それまでの思想が断片に的なものに帰し、結果理論的克服が一切なされないという点で問題がある。日本の思想という側面に於いては、「前近代」と「近代」は連続したものだった。
 このような問題点を背景として、日本では思想が伝統として蓄積されない(言い換えるならば、いつまでも「伝統」思想ズルズルべったり)状況が続いてきた。従って、仏教思想とキリスト教思想という本来相容れにくい思想が、我々の無意識の中で似たような思想として受け入れられてしまうという奇妙な状況が発生する。そして、その流れを一層加速させたのが、「進化論」の流入である。これによって、新たな思想を受け入れる際の抵抗感がより一層軽減されることとなった。
 具体的に言えば、日本は明治維新以降、西欧の思想を積極的に受け入れてきたが、上記の環境のために西洋の最新の理論を如何に受け入れるかということに問題関心があり、それをただ追い、紹介することに終始していた。

 このように、思想的に中核となるものは日本には存在しなかった。その代わりとして、日本の精神の中核(「精神的基軸」)の役割を果たしたのが「国体」というものであった。天皇の存在自体が思想に代わる役割を果たしたと言える。大日本帝国憲法があくまでも「欽定」憲法であることがその証拠であろう。「国体」を推進することになったのが、前近代的な要素であったはずの「自治制」であった。家族がひいては国家に繋がるという考え方という点で、「家族国家」観あるいは部落共同体思想とも関連がある。しかし、この義理、恩情という「精神」を基盤とするシステムは、明治以降の近代化(制度化)との間に摩擦を生じさせることになる。日本はこのころから、「制度」と「精神」という二つの思考様式の対立に悩まされることとなった。この「国体」においては、本来の現実をトータルに把握し受け入れる機能を持つマルクス主義の浸透もあって、臣民が無限責任を負う一方で、上の権威に由来する「無責任の体系」とも言える奇妙な責任論が現出した。

 
個人的には、上記のように本章は、「思想軸の欠如」と「国体」というテーマに、大きく二分できると思うのですが、両者の関係についてはあんまり分かりませんでした。それぞれのテーマ自体はそれなりに理解できていると思うのですが・・・。時間があったら、疑問点をアップしますので、物好きな方ご一緒に考えましょう♪

もちろん、皆さんからの疑問点も大歓迎します!!


今回も読んで下さってありがとうございました☆それでは♪


クリックして貰えるとやる気が上がります!!



日本の思想
日本の思想
posted with amazlet on 06.07.29
丸山 真男
岩波書店 (1961/11)
売り上げランキング: 2,466

スポンサーサイト

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2カウンター
プロフィール

シタン先生

Author:シタン先生
少し回り道をしながらも、何とか内定にこぎつけた修士二年生のブログ。ぼちぼち更新しますよ。

コメント、トラバ大歓迎!
ただし、関係のないものについては予告なく削除させていただきます。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。